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ゆる体操の先生は毎日をどのように過ごしていますか?ゆるポータル質問箱【第7回】

こんにちは。ゆるポータル神戸の中田ひろこです。ゆるポータル質問箱へのご投稿への回答を書かせていただきます。
Q1.以前、 Y先生のゆる体操中級教室に在籍していましたが、この一年近く休んでいます。近々教室に戻りたいのですが、また「初級」から始めることになるのでしょうか?
お答えします。以前に指導を受けていたY先生のところへ戻られるご予定ならば、Y先生にご相談なさるのが最善だと思います。けれども、第三者の意見も参考になさりたいというおつもりでご質問くださっていると思いますので、私の考えかたを述べておきますね。
ご質問者が中級教室でどれくらいの期間、どれくらいしっかりと練習なさっていたか、またお休みだった期間にご自分でゆる体操をどの程度自習なさっていたかにもよるとは思いますが、一年程度のブランク程度でしたら、中級にそのまま復帰なさっても大丈夫だろうと思います。
なぜなら、ゆる体操中級に参加する人はその前提として初級でゆる体操を結構やりこんでいるからです。
久しぶりに中級教室に復帰なさって、しばらくの間は体が動きづらいこともあるかと思いますけれども、いずれだんだんと元の調子に戻ってこられるのではと思います。
けれども「久しぶりの中級だから他の人はだいぶ上手くなっているかも。自分はレッスン内容についていけないのでは・・・」という不安があったり、実際に中級に復帰したところ「少しきついかな」と感じられるようでしたら、初級でしばらく体を慣らしてから中級に戻られるのも良いでしょうね。1~2ヶ月もすれば体が元の感覚を取り戻してくるのではと思います。
ご参考になれば幸いです。

Q2. ゆる体操の先生の日常生活に興味があります!体操の取り組み方や食事の内容など教えてください。
お答えします!基本、普通の生活を送っております(笑)
けれどもやはり、一般のゆる体操愛好者に比べるとゆる体操をやっている時間は長いでしょうね。私の場合、
- A:起床直後や就寝前の寝ゆるを中心としたリラックスしたほぐし系
- B:仕事に出かける前の準備系
- C:高岡先生の映像講座を見ながらの集中トレーニング
- D:何か他のことをしながらの、ながらゆる
この4つに大きく分かれています。
Aのリラックスほぐし系は、寝ゆる黄金の三点セットや横寝のもの、息ゆる、寝臥位センター錬成法です。
Bの仕事前準備系は主に、柱角背骨スリ、センタースパー、片手ハムスリ、ハムスリなど、センター&裏転子を作るものです。
Cの映像講座は自分の毎日の取り組みの中では一番集中してガッツリやる時間です。いくつもの講座を継続的に受講していて、毎日30分~90分くらいやっています。
Dのながらゆるは、日中あらゆる時間、あらゆる場所でやっています。私はハーブティーをよく飲むんですけれど、お湯を沸かしている間中、足パタや柱角背骨スリや手首スリプラやいろいろやってます。万事そういう感じで、いちいち意識しなくても習慣になりきっていますので、どれくらいやっているかははっきりとはわかりません。
また、新しいことを習ったら、できるだけ「ながらゆる化」して、早く確実に身に付くようにしています。
食事は普通のものを食べています。かすみを食べているとか、そういうことはありません(笑)。特別な食餌療法をやっているなどもありません。ずっと以前に体質改善のために食事療法をやっていたことはありますが、取り組み方があまり良くなかったのか、これと言った効果が感じられなかったのでやめました。
肉食はすこし控えて野菜食を中心にしています。タンパク質は主にソイミートや魚、豆類で摂っています。
食材もですが、料理をする時の体の意識がだいじだと感じています。料理をする時は「ゆるんでセンター」を意識してやりますね。そうすると同じ食材でもぐんと美味しくできるし、心身に良い影響があるように思います。包丁で野菜を刻む時などは天地(天芯・地芯)を意識してやってますね。
趣味は野菜栽培(と言っても庭先でちょっとだけですが)と、かぎ針編みです。どちらも「ゆるんでセンター」でできる限りやることと、同じことをやるのでも「毎回なにかしら上達進歩していくこと」を意識してやっています。
夫が自分の日常を記事にしたものもありますので、よければご一読を。
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Q3. 1日の練習時間はどれくらいが良いのでしょうか。やることが多すぎてどういう風に計画を立てたら良いか分からず、困っています。
たしかに、ゆる体操だけでなくスーパーウォーク歩道やゆる筋トレに取り組んだり、ゆる体操中級などに参加している人は習うことがだんだん増えてきて、なかなか全てをまんべんなく練習することがむつかしくなってきますね。
私自身の18年間のゆる体操をはじめとする運動科学の各種トレーニングの経験からお答えします。
まず全部を毎日やろうと思わないこと。毎日やるのは寝ゆる黄金の三点セットとか、手首スリプラ体操とか、ご自分で「基礎の基礎」と思えるものをいくつか決めて、それだけは毎日やると決めて実行なさるととても良いと思います。
これでまず、基本的な「体のゆるみ」が常時キープできます。これが大切です。
次に、基礎以外の項目がたくさんあるでしょうから、それらを奇数日と偶数日とで割り振るやり方があります。たとえば股関節の開発として奇数日は踵クル系、偶数日は爪先クル系というふうに。
他の例では、裏転子(もも裏の身体意識)を鍛えたいと思う場合に奇数日は片手ハムスリ、偶数日はハムスリをやるなんてのも良いですね。
私は私は膝コゾの二つのやりかた(揺動系と意識深質発展系)を偶数日と奇数日に分けてやっています。
また曜日で振り分けるのもいいですね。たとえば息ゆるの各種に取り組みたい場合、月曜日は息ハートロ、火曜日は股キュートロ、水曜日は息スーハー・・・というように。とくに多忙な曜日には無理に振り分けなくても良いでしょう。無理しないのが長続きのコツです。
そして1日にやる時間ですが、初心者は1日の合計時間が30分間程度。それ以上の人は日に1時間を目安になさってはどうでしょうか。
そしてとくに専門分野で上達したいという明確な目標がある場合は、平日は1時間のうちの30分間は連続して集中してやると良いと思います。映像講座を利用している人は、それを視聴しながらこの時間にやると良いと思います。
そしてあとの30分間は最初に述べた基礎トレーニングをやったり、通勤時間を利用してのスーパーウォーク歩道、さまざまなタイミングで行う「ながらゆる」や「すきまゆる」をやるのがおすすめです。
そして週末など時間が取れる時には状況に応じて少し長い時間取り組んでください。
以上、私からのご提案です。ご参考になれば嬉しいですね。ご自分でいろいろやってみて、しっくりくるやり方を見つけてください。

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