全ての分野の上達の鍵となる「本質力」分かりやすく解説します。
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ゆる体操をやってみようかなと思ったら
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ゆる体操は本質力(簡単に言うと根本的な体の機能)を改善する体操です。ですから様々なニーズに答えることができます。
「本質力」について知りたい方は・・・
でも、
「ゆる体操っていいらしいけど、自分の場合具体的にどうすればよいのかわからない」
って方もおられると思います。そういう場合はちょっとだけ具体的に、自分が今どういう状態なのか考えてみると良いです。
健康に不安がある。仕事やスポーツで伸び悩んでいる。色々ありますよね。その解決法としてゆる体操はきっとお役に立てます。
今回は「ちょっとゆる体操やってみようかな」という方のためにお得な情報をお届けします。
ー目次ー
とりあえずやってみたいけど、何からすれば良いかわからない
はい、そういう方におすすめなのはこちらのレッスン動画です。
一度に全部をやる必要はありません。とりあえず最初の部分だけでもやってみて、気に入った体操からやるのがいいと思います。具体的にはまず動画を見ながらできるだけ先生の真似をするように心がけてみてください。とは言っても、さすがに1回ではわからないでしょうから、毎日でなくても良いので、数日おきにでもやってみてください。
そうすると、自分に「馴染む」感じの体操がだんだんわかってきます。
とりあえずそういう体操を2・3個選んで毎日やってみましょう。
どのような目的でゆる体操をするにしても、毎日の生活の中でわざわざ時間を取ることは実際問題として大変なことですから、自分の負担のないようにしないと数日でいつの間にかやめてしまうものです。そういう意味でもやっていて気持ちの良い、馴染む感じのする体操からやることが大事なのです。
もし肩こりがひどい、腰痛がひどいなど、具体的に健康面に不安がある場合は、その部位の体操をゆるポータル神戸のYouTubeサイトの再生リストから探してやってみるのもよいと思います。
それでもよくわからない場合は「寝ゆる黄金の3点セット」をやってみてください。
寝ゆる黄金の3点セットは数あるゆる体操の中でも特別です。全身に効果があるだけでなく、簡単で誰にでも気持ちよさがわかりやすいデザインになっています。
毎日やっていると2〜3週間で体に変化が現れます。
具体的には疲れが取れて、元気が出てきます。元気が出ると頭も回るし、体も動くようになるので、なんとなく色々なことがうまく回りだしますし、やる気も出てきます。
ゆる体操で長所を伸ばしたい方
さて、元気が出てやる気が出てくると、趣味でも仕事でもどんどん学んだことが頭に入るようになります。
そうなるとまず長所が伸びます。長所が伸びると自然と得意分野ができてきますよね。得意分野ができると、スポーツではコーチ、仕事では上司から誉められることもあると思います。
スポーツだったら
「君は足が速いからこのポジション向いてるんじゃない?」
とか、仕事であれば
「君は数字が正確だから、資料の内容が信頼できるね」
とか、ほめられることは嬉しいことです。
人間はほめられるとやる気が出ますから、ほめられた分野のことはますます上達しますよね。
こういう風に、やる気があってどんどん上達しているときにさらにそれをブーストしたいときなどにも、もちろんゆる体操は有効です。
このように今伸びているような状況で、その勢いに乗っていける能力をゆる体操の言葉では「順境力」と言います。
順境力を伸ばすには、褒められた部分を伸ばすような体操を選んでやると良いです。
先ほどのように「脚が速い」だったら、腿裏を鍛える「ハムスリ」や「片手ハムスリ」をやると良いし、「数字が正確」なら、「前脳ゴロ」等、頭が冴える「ブレインゆる」をすれば良いですよね。
実は具体的な種目の長所に関しては、自分の体のある部分と対応してできている場合が多いです。
例えば脚が速い人は最初から裏転子が強い場合が多いので、なんとなく裏転子を強化するゆる体操をすでに選んでやっている場合が多いのです。
こういう場合、裏転子がさらに強化されるのでより長所として際立ってくることが多いと思います。
ゆる体操で苦手を克服したい方
さて、そんな感じで長所を伸ばすと、今度は苦手なところが気になってきたりもします。
例えば、
「脚は速いが肩が弱い」
「数字は正確だが、仕事が遅い」
等ですね。
自分にとっての苦手を克服することは飛躍的にスキルアップするためには重要なことです。得意になるまでやることは普通は必要ないかもしれませんが、長所の足を引っ張らない程度に上達することは必要です。
野球で肩が弱いなら、「肩ユッタリ」や「腕プラーン」など上半身の体操をやってみたら良いと思います。もしかしたら最初はしっくりこない場合もあるかもしれませんが、やっているうちに馴染んできて、徐々に弱点が克服されると思います。
逆に「肩が強いが足が遅い」のなら腿裏系の体操をやってみれば良いということですよね。
事務仕事などの場合は、弱点の部分を運動に置き換えてみて、それに対応する体操をやれば良いです。
例えば「仕事が遅い」場合は「遅い」のですから、運動に置き換えた時に「速くなる」体操をすれば良いです。
スピードが上がる体操といえばやはり腿裏系の体操ですよね。
逆に仕事は速いが正確性に欠ける場合、落ち着いてできるようになれば良いのですから、「肩ユッタリ」「太腿ユッタリ」などゆったりできる体操がいいですよね。息ゆるなどは全般的に落ち着きますから、気に入った息ゆるをやってみるのも良いと思います。
こういった関係性は一見わかりにくですが、心の癖は体に出ますからメンタルトレーニングでなんとかしようとするよりも、むしろゆる体操をやったほうが楽チンで効果も感じやすいと思いますよ。
のんびりじっくり取り組もう
ゆる体操で本質力を改善することは基本的に体質の改善に近い感覚です。体質というのは実際のところ自分の思うようにはいかないところもありますが、ゆる体操をじっくりのんびりやっていると少しずつ変わってくるものです。
大事なことは焦らないでのんびりじっくりの気持ちで、
「よくなるといいなぁ〜」
みたいな気持ちで、短くとも数ヶ月、長くて数年のスパンで息長く取り組むことです。特に苦手の克服は少ししんどかったりもするかもしれませんが、ゆる体操なら嫌なことを我慢して取り組むというよりも、楽チンな体操をやっていれば苦手を苦手に感じなくなるといった方向性で、少しずつ変わってきますよ。
具体的にどうやるの?
最後に取り組み方ですが、基本的に毎日やる体操を決めてみましょう。人間というのはなんでも3日ぐらいしか新鮮味が続かないようにできています(これを伝統的に「三日坊主」と言います)から、毎日の体操は最初は2・3個ぐらいから、時間も2〜3分でいいです。寝ゆるを選んだ方は寝転がった時でもいいですし、寝る前、寝起きなど、とにかく自分の負荷になるようなことは避けて、何かのついでにできるような状況を設定しましょう。
慣れてきたら日常の生活の隙間にもやるようにしてみましょう。
肩が凝ったら肩ユッタリ回しや肩甲モゾをやるなどは王道ですね。電車や信号の待ち時間で踵クルや爪先クルをやるのも王道パターンです。
その代わりやる時はなんとなくではなく、頭を体操モードに切り替えてきっちりやりましょう。そうすれば短い隙間時間で効果が出ます。
頭の切り替えが苦手だな、という方は可能ならスマホで動画を見ながらやっていただくと良いと思います。
そうやって効果が出てきたら、段々と毎日のゆる体操の時間を伸ばしていくのが良いのではないでしょうか。
最終的にはだんだん伸ばしていった結果、20分ぐらいになっていると良いのかな、と思っています。
おまけ 20分でできる、スキルアップのための全身ゆる体操
- 寝ゆる黄金の3点セット (10分)
- 踵クル
- 片手ハムスリ
- 上腕ジョワーン
- 肩ユッタリ
- 首ジワークネ
- センタースパー
今回の記事に合わせて再生リストをYouTubeチャンネルに作りました。
寝ゆる黄金の3点セットだけでもいいし、部位別に選んでもできます。頑張って全部やっても20分ほどですから是非一度ご覧になって下さいね。
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