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【実録】ゆる体操動画がもたらした「劇的」な効果
つい先日、ゆる体操中級動画の受講者の方からメールが届きました。今日はそれをご紹介させていただきたいと思います。
この記事はこんな方の為に書きました。
- ゆる体操をやってみたいが近くに教室がない方
- コロナ禍で教室に行けなくなったが動画で効果があるかご心配の方
ゆる体操で人生を変えたい!
その方は30代の男性で仮にTさんとさせて頂きますが、Tさんからお申し込みのメールが届いたのは10月度のレッスン動画を配信して少し経った頃でした。
それは簡単に言うと
「ゆる体操で自信のない自分を変えたい、そして仕事と趣味でもっと出来るようになりたいので中級と筋トレの動画に申し込みます。」
という内容だったのですが、文面を見ても並々ならぬ決意が感じられるもので、直ぐにお返事を出し動画レッスンをご購入して頂いたのでした。
それから一週間ほどしてまたTさんからメールが来ました。
「今、凄く嬉しくて近況を報告したくてメールさせて頂きました..」
あまりに素晴らしい内容なのでそのまま公開させて頂きたいぐらいですが、ご本人の了承を得て一部ご紹介させて頂きます。
「ゆる体操中級を習いはじめて一週間ぐらいですが、この一週間で身体や精神がガラっと変わりました。激変って言っても過言ではないくらい。」
~中略~
「仕事でも体幹部ともも裏が効いているんで怒涛の如く仕事を進めるのですが、周りの同僚がその姿を見てゆるみ出して合わせと言うかお互いにフォローやコミュニケーションが上手くなって自分が居る日は仕事がよくまわると昨日誉められました。」
これはすごい!
周りまでゆるんじゃいましたか!
ゆるみは伝播する
でもこれは十分あり得る事なんですね。
集団の中で誰かゆるんでいる人がいるとその雰囲気に影響されて周りの人もゆるんでしまう事はよくある事なんです。
そもそもゆる体操の指導はそれが前提になっているところがあります。自分がゆるんでいると雰囲気と言うか「ゆるんだ空気」みたいなものが教室に出来て生徒さんは凄くゆるむのです。
だから指導員はとにかく自分がゆるんで体操が出来ることを重視します。
Tさんはきっと自分がゆるんで凄く調子が良くなったので、周りも無意識のうちに影響されてゆるんじゃったのでしょう。
極論すればゆる体操の指導が上手な人とは、体操そのものが上手と言うこともありますが、それ以上にその場の「ゆるんだ空気」を作るのが上手い人とも言えます。
当サイトのゆる体操中級レッスン動画の指導者は、まず資格を取る事自体が難しいと言われる「ゆる体操正指導員」の中でも最高位の「上級デモンストレーター」ですから、ビデオを通じてでも指導者の「ゆるんだ空気」が伝わったと言えると思います。
また、人はゆるむと無意識に色々な事に気が付くようになりますから、自分の作業に集中しながらも自然とチームワークが上がったのでしょうね。
その状況がゆるみのおかげと言うことが仮にわからなくても、特に上に立つ立場の人間は誰が中心となってそういう現象がおこっているかはわかるものです。
きっと上司の方にも
「何かが変わったな、この良い雰囲気はTさんだな」
と言うことはおわかりでしょうから、それで褒めてもらったということなのでしょうね。
もも裏とハラが効いた
また、おもしろいところは
「体幹部ともも裏が効いているんで怒涛の如く仕事を進めるのですが」
と言うところで、ゆるんでさらにもも裏が効いていると確かに怒涛の如く進む感じはあるのですが、主観的にも客観的にも頑張っていると言う感じにはなりにくく、周りを自然にリードする感じになるので周りも作業を合わせやすくなります。
他人をリードするタイプと言うのは色々な場合があって、例えばカッカしながら気合で周囲を巻き込んでいくタイプもあると思います。
そういう方も職場に必要ですが、いつもそうだとみんなが疲れてしまいそうな気がしませんか?
普段の動作でもも裏を使えるようになると、前進する事に気合が要らなくなるので精神的な余裕が生まれます。精神的な余裕が生まれると物事を行うのにいちいち気力が必要でなくなるので仮に事務仕事のように動きが少ない作業であってもどんどん進むようになります。
いわゆる「サクサク進む」と言う感じがこれに近いかもしれませんね。
さらに!
「あと、ハラが少し出来たので動揺や自信の無さが無くなりました。交渉事なんかはいつもビビりまくっていたのですが、ちゃんと話しを聞いて意見する事が出来る様になりました。」
というところですが、ハラが出来ると言う事を少しご説明します。
ハラとは昔は「肚」と書いたのですが、普通のおなかを意味する「腹」とは違う意味なのです。
「肚が出来る」とは呼吸筋である横隔膜が常にしっかりと機能していて呼吸がゆったりと安定し、精神的にも落ち着いている状態の事を言います。
今は言わなくなってしまいましたが、昔はそういう人の事を「肚のある人」とかいう言い方をして、昔の特に武士階級はこの状態を非常に重視していました。
ゆる体操では「下丹田」ともいって「お腹ペコポコ体操」等で作る事ができます。
精神的に落ち着き、物事に動じなくなるので結果的に相手の話をちゃんと聞けて、意見することも出来るようになります。
普通は話が聞けても意見を言えなかったり、意見を言えても話が聞けなかったりする場合も多いのですが、「下丹田」が出来ると精神的にも奥底が安定する感じができるので両方できるようになるのです。
まさにハラの底で理解してハラの底から物を言うというところですね。
もちろんこれらの能力も「ゆるむ」と言うことに支えられているということが前提としてあります。
一見すると「ハラ」があるように見えても、ゆるんでいないと先ほどのように人の意見を聞けなかったり、自己主張をするだけに終わってしまう事も多いのです。
地道なトレーニングの成果が一気に花開いた
そう考えればTさんはゆる体操を何年も続けていらっしゃっていたという事なので、その積み重ねてきたトレーニングの成果が中級動画受講をきっかけとして一気に花開いたと言えるのかもしれません。
もう一つスポーツをされている方には興味深いと思われる感想もありました。
それもご紹介させていただきます。
「空手では横のステップ無しでテクニック使わないで一歩出て拳や蹴りを出すと選手クラスですら反応出来なくなりました。テクニックが必要無くなりました。」
Tさんは空手をされていて元々道場でも上の実力の方だったそうですが、なんと中級クラスを動画で始めて1週間でトップクラスになってしまった、という事だそうです。
これもおそらく長年のゆる体操のトレーニングと空手の修行と言う「本質力と具体力」(本質力とはあえてざっくり言ってしまうと「どれぐらいゆるんでいるか」という事ですが、詳しくは当サイトのコラム「本質力と具体力」ご参照ください。)が中級の動画レッスンによって一気にかみ合ったのが原因かと思われます。
具体的にいうとおそらく軸=センターが強化されたのだろうと推測されます。
軸=センターが強化されると体のバランスが良くなり無駄な動きがなくなっていきますので、「テクニックが必要なくなる」という方向に上達します。
こうしてみると(失礼ながら!)面白いところは、もともと空手という具体力の実力があった方でもその能力を他の分野(この場合は仕事)に直接生かす事はやはり簡単ではないという事ですね。
もちろん空手や他の専門種目でもやりこんで実力が高い人ほど本質力はありますからそれが不可能という事はありません。
でも、ゆる体操で鍛えられるのは本質力ですから、先ほどの例のように「ハラ」が出来ればそれは他の分野でも生かす事は可能なわけです。
ゆる体操はあらゆるジャンルで能力を開花させる
ちなみにTさんはゆる体操中級だけでなく、以前からゆるプラクティスのメニューからいくつかを自分で選んで日課として毎日取り組んでいるという事ですので、やはりコツコツされてきたトレーニングの成果が中級動画のレッスンによって一気にかみ合い、花開いたという事なのでしょう。
さらに興味深いことに、当サイト中級動画担当のインストラクター中田ひろこはゆる体操の実力はトップクラスですが、空手は全く経験がありません。
正しくゆる体操を学ぶとこのようにあらゆるジャンルで能力アップが期待されるのです。
ここで担当講師の中田ひろこからも一言。
「私は動画をご購入してくださるであろう皆様の顔を、ほとんどの場合、存じ上げていません。しかし収録の時はカメラの向こうにいる皆様一人一人に向かって、個人指導をするようなつもりで、また、その方がゆるんでより豊かな人生を楽しんでいただけることを願いながら、全身全霊を込めて指導しています。今回このメールを頂き、私が願っていた喜ばしい変化がお客様に起こったとわかり、指導担当者としてこれ以上嬉しい事はありません。」
撮影・編集(+ギャグ)担当の僕としても、彼女以上に視聴者の皆さんへの思いは強いものがありますよ!
いかがでしたでしょうか?
最後に嬉しいお言葉を頂戴しましたのでそれをご紹介させて頂きます。
「今の所、中級にハマったので中級を継続していきたいと思います。
素敵な体操を教えて頂いて有り難う御座います。本当に感謝してます。
末永く宜しくお願い致します。」
こちらこそ感謝の言葉しかありません。
末永くよろしくお願いいたします。
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