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ゆるんでいる人の日常 マニア編(秘伝:ゆるみにくいことにわざわざ挑戦してその中でゆるむ)

ゆるマニアは大型ネコ科動物、とくにトラやチータの画像や映像が好きです。

こんにちは。ゆるポータル神戸の中田ひろこです。

「ゆるんでいる人の日常」というテーマで、先日、3つの記事を公開しました。

今回は4回目、最終編です。ゆる体操の「マニア」について書きます。

この記事はこういう人のために書きました。

  • 今までの「ゆるんでいる人の日常」の記事ではまだ物足りない人
  • 達人や天才になる方法にひそかな関心がある人
  • ゆるマニアに興味しんしんな人

「ゆるマニア」とは

普通「マニア」というと、いろんな分野のマニアがありますね。鉄道マニア、オーディオマニア・・・などですね。ここでは他の分野と区別するために「ゆるマニア」と呼んでおきましょう。

「マニア」という言葉には「ファン」という言葉よりも、もっと熱心に、そのことにはまりきって、いつもそのことで頭がいっぱいであり、時間もエネルギーも(さらにお金も)かなり使っている、というニュアンスがありますよね。

わたしのゆる仲間の全員がゆるマニアです。前回のベテラン編で「自分もベテラン」だと書きましたが、白状すると、私は本当はゆるマニアです。さらに、家に帰るともう一人ゆるマニアが居まして(笑)、我が家の人口におけるゆるマニア占拠率は100%です。

私はこの記事の公開時点で17年、彼は22年のゆるプラクティスのトレーニング歴がある、とりあえず年数的には堂々たるゆるマニアです。

ですからゆるマニアの日常生活をふくむ生態(笑)についてはけっこう詳しいですよ。

今から私が書くは、当のゆるマニアたちにとっては既にわかり切った事柄です。だから、今から「どれどれ」と読もうとしているあなたは、私のいうゆるマニアではない確率が高いです。

ところで、ゆるマニアは大型のネコ科動物、とくにトラが好きだったりしますので、今回はトラの画像を多用しています。私のiPadの待ち受け画面も、動物写真家の岩合光昭さん撮影のトラの画像です。

「ゆるを極めたい」人たち

「ゆるマニア」はゆるを極めたい人たち
首の垂れ方の具合がすごいですよね。

「ゆるを極めたい」って・・・ゆる体操って、そんな大変なものなの?と感じる人も居られるかと思いますが、ここではっきり「ゆるむとは、たいへん奥深いものです」と申し上げておきたいと思います。

ゆるマニアは、ゆるプラクティスを極めたいという強い意志を持って、長期間にわたって毎日練習している人たちです。

この「極めたい」という思いをもっているということが大切な点です。

3段階目の「ベテラン」までは、まだ「ゆるプラクティスを何かに役立てる」ためにやっています。たとえばより健康になりたいとか、自分が取り組んでいるスポーツやダンスや、その他の分野に役立てたいと思っています。

しかしこの4段階目の「マニア」になると、そういう目的もあるにはありますが、それ以上に、練習やトレーニングメソッドそのものが楽しいとか、メソッドそのものの上達に喜びを感じ、生活の大きな目標になっていたりします。

そしてゆるプラクティスで能力を極め、本物の達人だとか、天才的な人間になりたいと願っています。

つまり「道を極める」とか「修行」が大好きな人たちだと言えます。

ゆるマニアの大多数は男性です。その理由のひとつは、ゆるプラクティスの創始者である高岡英夫先生(運動科学総合研究所所長)が本来は武術・武道の分野の専門家だからだろうと私は思っています。

私は少数派の女性ゆるマニアの一人です。虚弱体質だったので、若い頃から体を鍛えるための武術に興味がありました。筋力があまり強くなくても上達できる系統の中国武術に興味をもち、陳式太極拳や八卦掌を習いに中国へ行ったこともあります。

体が強くなくてもできる「体のすぐれた使い方」が中国武術にはあるはずだと思い研究していたのですが、あるきっかけで方向転換しました。

あれは2004年のことです。高岡先生の著書『余分な力を抜けば、人生が変わる!』の巻末にある『極意を教える』講座(現在は『極意』に名称変更)の教程を見た時に、即座に入門を決意しました。

そこには「裏転子:高重心・推進力を生む腰裏から腿裏の意識を高める」とか「四足:四足動物の運動機能を引き出す」等々と指導内容の一覧があって、

「こんなすごい、動きのエッセンスを教えてくれるところがあるんだ!中国まで行かなくても、こんな近くで、日本語で教えてもらえるんだ!」と雷に打たれるような衝撃を覚えました。

「絶対にこの先生から習うんだ、何がなんでもやるんだ」という思いでした。

ゆるマニアの日常は綿密に設計されている

さて、ゆるマニアの日常は前回のベテラン編にもまして、トレーニングに打ち込む毎日です。すきまゆる・ながらゆる はごくごく当然のことであり、朝起床してから就寝まで、ムダなく数多くのメソッドに習熟できるように、時刻や場所や回数が綿密に設計されていたりします。

例えば、朝はこんな風です。

歯を磨きながら、軸のトレーニングを30秒間する
体のゆるみを最大限キープしながら、食事、着替えなどをする
通勤前に玄関でもも裏のトレーニングをし、その場歩きを短時間やってから、その感覚をキープしたまま自宅を出る
駅までの道は、スーパーウォーク歩道で、曜日ごとに課題を替えながら取り組む

通勤中と仕事中はこんな感じ。

列車内で吊革にぶら下がりながら腰から背中をゆるめる
座席に座ったら、呼吸法のルーティンを消化する。やっていて分かりにくいところは、スマホのKindleアプリに入っている高岡先生の本で確認する
勤務中は、座るたびに「坐骨モゾモゾ座り」をやる
1時間に1回、「背もたれ首モゾモゾ体操」をやる
時間を決めて息ゆるを目立たないように行なう など

帰宅後は、

自宅ではいつでも練習にとりかかれるよう、DVDや道具やテキストが手近なところに出たままになっている(家族に迷惑がられることも?)
自宅のトレーニングメニューをどんなに忙しい日でも30分は行なう。やり終えるまで寝ない
寝る前には仰向けで呼吸法や気功をする

・・・とこれらはほんの一例です。

ゆるマニアの中でも、とくに熱心な人はこうしたセルフ・マネージメントをきっちりやっています。人によっては、毎日やったことを細かく記録しています。

精確なトレーニングを日々コツコツと地道に積み上げることで、高い目標に届くことを知っていますので、モチベーションはかなり高いのがゆるマニアの特徴です。

ゆるみにくいことにわざわざ挑戦して、その中でゆるもうとする

ゆるマニアはゆるみにくいことにわざわざ挑戦してその中でゆるむ
背後からみると胴体の横幅がこんなに細い。人間とは胴体の形が違います。

ベテランとの違う点は、ゆるマニアは、さらに負荷をかけるトレーニングをやることです。

負荷をかけることでレベルアップを図るのですね。他の例でいうと、たとえば筋トレで体を鍛える時は、負荷をだんだん大きくしていって、筋力を強めますよね。

また、英会話のリスニング練習でも、最初はゆっくりとしたスピードで始め、慣れてきたらだんだん早めていきますよね。そういうのと同じです。

ゆるマニアは、日常の中で、「こんなこと、つらいから(体が固まるから)やりたくない!」と他の人たちが思うようなことをわざわざすすんでやったりします。

そしてその中でゆるもうとします。つまり、大きな負荷をかけつつゆるもうとするのです。

たとえば、

今まで5時間かかっていた配達の仕事を、普通なら不可能と思われる時間内、たとえば2時間以内で終わらせる

職場で誰もが敬遠しているプロジェクトのリーダーをわざわざ引き受けて、成果を上げる。

また、仕事以外でも、たとえば親戚・身内の間の長年にわたる問題、たとえばしがらみも感情も金銭もたっぷりからんだ難問の解決に取り組む、などです。

しんどいこと、つらいこと、苦しいこと、難しいことに取り組んでくると、体も脳も疲れ、気力は萎えてくるのが普通ですが、

そこを、これまで積み上げてきたゆるプラクティスのスキルを駆使して、できる限り体が疲労しないように、気力も萎えないように、むしろ楽しく快適にやり遂げようとします。

課題が困難そうであればあるほど、逆に闘志を燃やして、ゆるみつつも楽々とこなしてしまう場合もよくあります。

ですから「自虐的」なのとはちょっとちがいますね。あくまでも、自分の進化のためにハードルの高いことにチャレンジするのです。

何故そこまでやるのか?

ここまで読んで来た人は、「なんでそんなに、大変な、面倒くさいことをやるんだろう?」と思うでしょうね。

その理由はずばり一言、上達のため(=よりゆるんで優れた人間になるため)、です。

さらに、ここまでゆるんでくると自分の体がとても快適なので、それを求めてもいます。

ゆるマニアは私の知る限りでは10代から80才以上まで居ますが、全員が、体調が以前の自分よりもはるかに快適だというレベルにすでに達しています。

一般論になりますが、40代や50代にもなってくると、「体がスカッと快適」という感覚をなかなか持てないのではないでしょうか?もちろん、体を大きく使ったあと、たとえばテニスの練習の後にビールを飲んでスカッとするとかいうことはあるでしょうが、普通に立っていたり座って何かしている時に「すごく体が調子よくて快適」ということはほぼ無いだろうと推察します。

しかしゆるマニアは、日々のトレーニングの成果で、ただ立っていたり、ただ呼吸しているだけで、そのこと自体が快適だし、幸福感があるというレベルにあります。

また心身がよくゆるむにつれて、外見もスッキリと、身のこなしもナイスになります。さらに人柄的にも良い意味でさっぱりとした、親切だけれども押し付けがましくなく、さりげない心配りができる人に自然になってくるものです。

そういう人間になりたいというのも大きな動機付けになります。

ゆるマニアは「自分がどれくらいできているか」を常に意識しています。そして自分より上位の人たち(師や先輩)に憧れて、「自分もああいう風になりたい!」「自分も達人になりたい!」と願っているものです。

こうした気持ちが、わざわざゆるみにくいことに挑戦してまでゆるもうという行動を支えているわけです。

他人から一目置かれるようになる

他業界の人から一目置かれるようになる
歩きながらごく自然に立甲、かつ、脚が脱力して垂れています。

さらに、今まであまり語られていないことですが、このゆるマニアのレベルまで来ると、脳の働きがかなり活性化され、認識力が上がっているのが普通です。つまり頭が良くなるのです。

頭が良くなるといっても、もちろん、皆がノーベル賞候補などになれるわけではありませんから、その人なりに以前より頭脳がすぐれてくる、という意味ですよ、お間違いなく(笑)

物事についての情報を集めるのがうまくなり、さらに情報の取捨選択が的確になります。

また自分の意見が練られ、とぎ澄まされて、しっかりとした見識になってきたりします。

そうすると、あるところで何気なく語った意見や、SNSで書いた文章が、他の分野の著名人から強い関心をもたれたり、賞められたりするなどとことが起こってきます。

私自身の例なんですが、ある有名な研究者・著者で、ロックギタリストとしても知られている人に、その人のライブに行ったときの感想をSNSで送ったら、大変興味を持たれ、その人が直接指導するワークショップに無料招待されたことがありました。(通常参加ならばかなり高額な参加料のワークショップでした。)

私はその人のギターの長弾きを見ていて、非常に優れた体の使い方をしておられると感激したので、率直にそういう感想を送っただけだったのですが、おそらくはそれが的を得ていて、その人の心に大きく響いたのだと思われます。

それと似た話は、先日、私が尊敬する先輩のゆるマニア(会社経営者、ゆるプラクティス歴はおそらく25年ほど)からも聞いたことがあります。

さらなる勉強と練習の日々・・・

ゆるプラクティスは、運動科学総合研究所が開発元ですので、当然のことながら、ゆるマニアは運動総研が開催する数多くの講座に参加しています。

健康開発と高度能力強化プログラム 運動科学総合研究所

読者の皆さんに無理に受講のおすすめをするわけではないのですけれども、ゆるマニアの中には過去の全講座を受講済という猛者が、私の知っているだけでも何人もいるようです。私は全講座ではないですが、70%以上は受講していると思います。(数が多く、講座の統廃合などもありますので正確には分かりません。)講座によっては一回だけでなく何度も受講しています。我が家のもう一人のゆるマニアも同様です。

私が好きで長年続けている講座の一つは、先にも書いた「極意」で、この10年間ほどは極意の「上級」を受講中です。とても難しく、とりくみがいのある講座で、最初のころはさっぱり歯が立たなかったのですが、この1~2年でぐっとおもしろさを感じるようになり、ゆる体操の指導力のアップにもおおいに役立っています。

ということで、今回は、ここまでにしましょう!

まとめ

ゆるんでいる人の日常 マニア編まとめ
伸びをしながら背骨と背骨の間を開いているところ。

この記事ではこういうことを書きました。

  • ゆるマニアとは、「ゆるを極めたい」人たちのことである
  • ゆるマニアの日常は、トレーニングのために綿密に設計されている
  • ゆるみにくいことにわざわざ挑戦して、その中でゆるもうとする
  • それはさらなる上達のためである
  • 結果、他人から賞賛されることもある
  • 運動総研の各種講座で研究を続ける人たちである

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!ご参考になればうれしいです!

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