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スーパーウォーク歩道のススメ
みなさんこんにちは。ゆる体操やっていますか?
さてゆるポータル神戸では、毎月有料動画の販売を行なっていますが、それを大別すると
- ゆる体操初級
- ゆる体操中級
- ゆる筋トレ
- スーパーウォーク歩道
- ゆるウォーク
- 基礎ゆる30分
- 足ネバ手ネバ30分
の7本です。
このうちゆる体操やゆる筋トレはなんとなくイメージできるかと思いますが、
「スーパーウォーク歩道」
というのは一体どんなメソッドなのかな?
と思われる方もおられると思います。
このスーパーウォーク歩道ですが、大変におすすめなメソッドなんです!
もしあなたが、
- ゆる体操を続けていて、体はゆるんで楽になったが、姿勢が改善されない・・・
- ゆる体操で得られた快適感を趣味や専門種目にもっと活かしてみたい・・・
と思っておられたら、ぜひスーパーウォーク歩道をおススメします。
あ、ちなみに「歩道」というのは車道・歩道ではなく、武道・書道などの「道」で、歩く事を「道」として捉えたトレーニング方法という意味ですよ!
本格的な内容のご説明は開発者である高岡英夫先生の書籍を読んでいただくとして、ここではどうしておススメするのか、ゆるウォークとの違いは?などスーパーウォーク歩道の魅力を、あえて多少の正確性は省いて実際に学んだ人間の感想としてお伝えできればと思います!
1.ゆる体操との違いは?
まず気になることはゆる体操との違いだと思います。結論からいうとスーパーウォーク歩道とゆる体操の違いはスーパーウォーク歩道には「歩く」という移動運動が含まれている事です。
意外なことかもしれませんが、ゆる体操には実際に歩いて移動するという動作は含まれていません。
歩く事は立つことよりも負荷が強い運動ですが、人間は歩くことなしに健康を維持できるようにはできていません。
昔は歳をとってからの骨折等で大きな手術をするとそのまま認知症になってしまうことが時々ありましたが、現代では可能な限り手術後すぐに歩くようにすることで、そういった症状は回避できるようになりました。
これも歩行運動と脳の機能を含む健康維持が本質的に強い関係があることがわかったからですよね。
だからと言ってただ歩けば良いのか?というと、体が固く、変な癖があるとその部分の筋肉や関節を痛めたりしてしまいかねません。
ですので、怪我をしない、疲労を溜めにくい効率の良い歩き方(=合理的な歩き方)というものがあるのです。
それを学ぶのがスーパーウォーク歩道です。
2.ゆるウォークとの違いは?
正しい歩き方というのは、体がゆるんでいるということが前提になっています。ゆるウォークは簡単にいうと体がゆるんでいれば、正しい歩き方が自然に生まれてくるという発想で作られています。
ゆるウォークとは
体をゆるめてコリや無駄な力を取り除き、もって生まれた自然の力を取り戻し、快適に歩くこと
です。
ですので、ゆるウォークではまずゆる体操をやって、その後、実際に歩いてみます。
そうすると、その体操の効果に合わせて、びっくりするほど歩くことが楽になります。
このように、ゆるウォークはゆる体操でコリをとる事によってそして歩くことがどう改善されるのか?というところを学びます。
それに対して、スーパーウォーク歩道では基本的に歩きながらどうやって体を整えていくのか?体をゆるめていくのかという事を学びます。
(ゆるウォークにも「ほどゆる歩き」という歩きながらゆるめるメソッドもありますが、少し独特の動作になるので、人がたくさんいる中でやるのはちょっと・・・と、思われる人もいると思います)
ゆるウォークと違い、歩くことそのものを歩きながら改善していくメソッドなのですね。
ですので、スーパーウォーク歩道では、ゆる体操→歩くという流れのゆるウォークとは違い、どちらかといえば専門的なトレーニング方法が中心となりゆる体操は補助的な役割になっています(ただしその専門的な方法もゆる体操をベースにしてより強化した内容になっていることが多いです)。
- ゆるウォーク ゆる体操でゆるめて歩く →易しく気軽、初心者向き
- スーパーウォーク歩道 歩きながらゆるめる、整える →トレーニング好き、鍛錬好きの人向き
3.裏転子が強力になる
歩道は基本的に歩くことがメインになっています。歩くといっても実際には移動しない「その場歩き」(足踏み動作のようなもの)も含みますが、歩きながらゆるめていくと、 裏転子(もも裏にできるベルト状の身体意識。前に進む力が強くなる)が強力に鍛えられます。
ゆる体操にも「ウッススリスリ体操」や「片手ハムスリ」など裏転子を鍛える体操はありますが、それが歩きと直接リンクしてくると、普段の歩きの中で裏転子を使えるようになってくるので、より裏転子が鍛えられるという好循環を生むのです。
裏転子が鍛えられると背筋が伸び、重心が高くなり、姿勢が良くなってきます。歩き方も力強さと軽やかさが同時に備わってくるのです。
実際に単純に姿勢を改善する効果だけに注目すると、ゆる体操の教室より、スーパーウォーク歩道の教室の方がより効果が高いことは、両方の指導経験が豊富な中田ひろこの体験からも明らかになっています。
特にゆるポータル神戸の2022年9月のスーパーウォーク歩道の有料動画では、裏転子を鍛える必殺(必活?)のメソッドをご紹介していますので、ぜひご覧になっていただきたいと思います。
無料サンプル動画
4.センターが半端でなく鍛えられる
先ほど姿勢が良くなってくるという話をしましたが、それは結局のところ軸(=センター)が鍛えられるということです。
実はスーパーウォーク歩道の最大の特徴は軸(=センター)の鍛え方にいく通りもの方法があるという事です。
ゆるポータル神戸のレッスン動画でも「姿勢軸」「リード軸」「ドライブ軸」と言って3つの軸のトレーニング方法をご指導しています。
いく通りもの方法を学ぶことによって、自分の体と軸の多様な関係と、その運用を学ぶのです。
どの方法も慣れてくると、歩くことが即センターを鍛える動作になります。
つまり四六時中センターを鍛えることができるようになるのです。
ゆる体操でも体をゆるめて、さらにセンター通しスパー体操等をすると、確かにセンターがスパーッと通ってきます。しかし歩くという運動は、誰でもしている日常的な運動にもかかわらず、立っているだけよりもバランス能力や筋力等の身体的負荷も多い運動ですから、実は個人差が非常に大きく、上手下手もかなりあります。
そういう私自身もスーパーウォーク歩道を学んで初めて、自分の軸が歩くときにキープできていないことが理解できました。
ですので立位でセンターを鍛えたとしても、実際のところはそれを歩行運動に応用するやり方を学ばないと、歩くとすぐにセンターが弱くなり、消えてしまいます。
これは裏転子や他の身体意識にもいえることで、身体意識のトレーニングでは負荷が少ない状態で学ぶことと、ある程度負荷をかけた状態で強化することは、両方大事なのです。
また、1日の中で仮に30分センタートレーニングをしたとしても、それは24時間1440分のうちのたったの30分にすぎません。
確かに30分でもセンタートレーニングをちゃんとやれば、かなりの効果はあります。しかしそれ以外の時間で普通に行動していると、日常の行動の中でトレーニングの効果は消費され、段々と弱まってしまうものです。
ですから歩くという最も基本的な運動において、センタートレーニングをする必要がどうしてもあるのです。
これに最適なトレーニング方法がスーパーウォーク歩道です。
「歩く」という運動そのものがセンタートレーニングになることで、センターを強化することができるのです。
先ほど裏転子に関してはスーパーウォーク歩道の教室の参加者の方がより鍛えられる傾向になるという話をしましたが、センターに関しても、スーパーウォーク歩道の教室の参加者の方がより通ってくるのは間違いありません。
5.人間の根源的な運動である「歩き」
ここまでスーパーウォーク歩道についてご紹介しましたが、そもそも歩くということが運動科学ではどう捉えられているかをご説明しておきます。
運動科学では
「歩きはすべての身体運動の基本」
と捉えています。
ここでは難しい話は避けますが、投げたり、打ったり、走ったり、掃除機をかけるのも泳ぐのも、チャーハンを作るのも、ホースで水を撒くのもすべて歩くことが基本となってできていて、歩き以外の運動はその応用であるというのが運動科学の考え方です。
ですので、歩くことが上手になると、他のすべての身体運動が改善されるという事になります。
言い換えると、スーパーウォーク歩道で歩きを改善することは、すべての身体運動の上達に寄与する事になるのです。
ゆる体操やゆるトレでゆるめたり身につけた身体意識を、具体的な分野で生かしたいと思う方はぜひスーパーウォーク歩道に取り組んでみることをおススメします!
ゆるポータル神戸では毎月スーパーウォーク歩道の配信を続けていますが、10月から新シーズンに入ります。
10月からのゆるポータル神戸の「スーパーウォーク歩道レッスン動画」の内容
- ★ウォームアップから寝ゆるを省略して、ウォームアップの段階からレベルアップしていきます。
- ★シーズン2では同じプログラムを一段レベルアップしてお届けします。新しい情報やメソッドを加え、よりゆるみかつ、クールでダイナミックな歩きができるよう、全力で指導します。
これからもベテランさんにも初めての方にもご満足していただけるような内容を目指して参りますので、よろしくお願いいたします。
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中田ひろこ@ゆる体操