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ゆる体操指導員の日常 中田ひろこ(14)
6月25日 火曜日
日記というものを書き始めたのは50年前、地方都市で高校生だった時だ。大学ノートの一頁一頁を縦半分に綺麗に折り、そこを中心線にして左半分、右半分と2列書きにしていた。書く道具はつけペンだった。そのころはペン先というアイテムが普通に文房具屋さんに売っていて、ペン軸も色々なものが選べて楽しかった。私はお金のない(高校は進学校でアルバイト厳禁)女子高生だったから、万年筆なんか買う資金がなかったのだ。インクはパイロットのグリーン。インク瓶の蓋を開けて、つけペンをそこに漬けて、大学ノートに向かって書く。毎晩必ず書いた。
その習慣は30歳で結婚するまで続いた。結婚したらすぐ妊娠、流産しかけたりなど慌ただしい生活の中で、書きたい書きたいと思いつつ、いつしか書かなくなってしまった。
その後40歳ごろにアメリカのシナリオライターのジュリア・キャメロンの”The Right to Write”という本にあった「モーニング・ペーパーズ」という日記のスタイルをしばらく続けた。2年近く続けたと思う。
今はもう紙の日記は書かなくなった。たまに書いても続かない。それがどこかつらい、悲しいことのように思っていたけれど、このブログスタイルで日記を復活することができた。まあ一般公開するわけだから何でもかんでも書くわけにはいかないけれど、ずいぶんと気持ちが楽になってきた。
日記を書かないと心の中に・・・というより、なんだかもう全身に溜まってくるのだ。何がって、思いがだ。溜まって溜まって、冷蔵庫の中の野菜が長く置くとだんだん傷んでくるように、さまざまな思いが饐えてにおってくるような気がする。だからそれを常時消化していかなくてはいけないのだ。この日記ブログをはじめてから約2週間、ずいぶん気持ちがスッキリしてきた。
今日はオンライン教室だった。ほゆるの指導。
7月のレッスン動画のチェック。
明日もしっかりやろう。