blog article
ゆる体操指導員の日常 中田ひろこ(18)
6月29日 土曜日
朝起きると快晴だったので、庭の草抜きをした。草抜きはしゃがんでやっていると、だんだん腰が固まって腰痛の原因になることが多い。でも、ゆる体操をやっている人なら誰でもできる草抜きの方法がある。腰が楽だしゆる体操のトレーニングにもなるので、この春に生徒さんたちに教えてあげた。まだ教えてあげていない教室があったかも知れない。チェックしておこう。
種から育てているツルムラサキの苗が少しずつ大きくなってきた。来週には植え替えできるくらいにはなるかな。
レッスン動画のチェックをした。いつものように自分の実技をチェックするのだ。ストラクチャーがまだまだ弱いと我ながら思う。
高岡先生は優れた人だが、自分はそうではないことをいつも自分に言い聞かせている。先生のところで身体意識について学んだりしていると、自分が世間の多くの人より賢くなったような気がするが、それは違う。先生に教えてもらったことを鵜呑みにしているだけではだめだ。センターとか地芯とかは自分が使えるようになって、なんぼのものだ。私はゆる体操指導員という仕事に就かせてもらっているので、直接それらの身体意識を仕事中に使って磨いていける、恵まれた立場だ。しかし静かにふりかえるとまだまだ使えていないと思わざるを得ない。もう少しちゃんと取り組もう。
文鳥をケージから出して、顔を寄せて「トトちゃーん」とか言って愛想していたら、真正面から鼻の頭をズン!とクチバシで一突きされた。けっこう痛かった。なんやねん。向こうは一突きだけしておいて知らんぷり。トトは文鳥の自分のほうが人間の私よりも絶対本質力が上だと思っている。2~3歳の人間の子供が大人をどこか馬鹿にして傍若無人、言うことを聞かないで好き勝手にあばれるのと全く同じ。トトも私の言うことなんかちっとも聞かない。しかし口惜しいが、奴はいつもみごとに地芯に乗っているよな。・・・とは言うものの、ひな鳥のころはもっと地芯に乗っていたのを私はちゃんと覚えている。止まり木のような少し高いところから床に着地する時など、本当に地芯に吸い込まれるように「ストン」と飛び降りていた。高岡先生が内村航平選手の着地のことを書いておられるが、それと同じだった。最近のトトにはその「ストン」はない。もうすぐ2歳になるヤンチャクレの牡の成鳥だけど、もう老化してきたのだろうか・・・
「最新世界資源マップ」という本を読んでいる。レアメタルの産地など全然知らなくて、ニュースについていけないからちょっと勉強しようと思い、図書館で借りてきた。読んでいると、先日ボリビアが BRICSに参加を表明したところクーデターが起きたとか、コンゴがやはりBRICSに加盟したいと言っているとか、そういうニュースの背景が自分なりに分かってくるようで面白い。ボリビアはリチウムの産地で、コンゴはコバルトの産地なのだ。今日も寝る前に読もうかな。