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用語定義

月経血コントロール

『女は毎月生まれかわる』(ビジネス社、2004年)から引用

「月経血コントロール」は、子宮と膣奥はゆるめて、膣口だけを引き締め、引き上げることで、膣奥に月経血をプール(ためる)し、トイレで、膣口を開きながら腹圧をかけて排出するということ。(引用終り)

日本女性がまだ日常的に和服を着ていたころは、月経血コントロールは自然に生活の中で行われていた、体の所作の一つである。西洋風の下着をつけずに和服を着て、姿勢を正して正座し、しゃがむ姿勢の多かった日本の伝統的な生活の中で行われていた。
しかし「月経血コントロール」という言葉にはなっていなかったので、時代が変わり、女性が和服を着なくなった頃からしだいに忘れ去られていった。
昨今、身体トレーニングの一環として、昔の女性の体の知恵を取り戻すために、ゆる体操と組み合わせた形で取り組まれる。月経時の不快な症状の緩和、健康増進、美肌、心理的・精神的能力の向上が効果としてあげられる。

出典

『女は毎月生まれかわる』(高岡英夫・三砂ちづる共著、ビジネス社、2004年7月)、『ゆる体操で月経☆美人』(アスペクト、2008年5月)

関連項目

ゆるプラクティスの重要用語

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