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用語定義

代償性拘束

『高岡英夫の歩き革命』から引用(p.98)

 人はどこかをゆるませようとすると、そのために他の部位を固めてしまう現象が起きやすい。たとえば脚をゆるませようとすると、腰が固まりやすいし、腕をゆるめようとすると、胴体が固まりやすい。これを私は専門的に「代償性拘束」と呼んでいるが、はじめのうちは、このような現象が起きていることすら気がつかないものだ。それは仕方がない。

 体がゆるんでくるにしたがって、この現象に自分で気がつくようになってくる。すると代償性拘束を起こしている部位の力を抜きながら、狙っている部位もゆるめられ、ひいては一ヶ所をゆるめることで全身がゆるむようになってもくる。だから、代償性拘束に気がつくようになったら、まずはしめしめと思ってよい。

出典

『高岡英夫の歩き革命』(学習研究社、2004年2月)

関連項目

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